トロンボーンの構え方 5つのコツ 構え方を変えると音量が大きくなり、音色が良くなる!

THE音楽

DON大腰筋です。ボンジュール!

 

さっそくですが、今回は「トロンボーンの構え方の5つのコツ 構え方を変えると音量が大きくなり、音色が良くなる!」について書きます!

 

トロンボーンって長い時間練習したり、演奏会でいっぱい曲吹いた時、結構左腕しんどくないですか?

 

私の楽器はKINGのシルバーソニック3Bなのですが、長い時間吹いていると左腕がしんどくて、どんどん力んでいってました。
「楽器の重量バランス、悪~」とずっと楽器のせいにしていました。。。

 

でも楽器のせいではないんです!
実は私の構え方に問題があったんです。

 

また力みのせいで息も吸いにくくなるので、唇もバテやすくなり、音量もでなくなってました。

 

楽器を構えた状態で左腕にグッと力を入れてみてください。
深い息が吸いにくくなっていませんか?

 

そうなんです。楽器を構える時に力んでしまうと息が吸いにくくなるんです!
ということは、音色、音量、バテにも影響するんです。

 

ではどうやってトロンボーンを構えたら良いかご存知ですか?
トロンボーンを楽に構えるための「5つのコツ」を紹介しますね。

 

スポンサーリンク

トロンボーンを楽に構えるための5つのコツ

1.楽器の重心を知る

2.脇を締める

3.ひじの外側から曲げる

4.ひじを意識して手首を内旋させる

5.楽器を唇に近づける

 

楽器の重心を知る

楽器の重心について考えたことってありますか?

 

まずはいつものように楽器を構えてみてください。
ベルを上下させて楽器の重さが軽くなる位置を探してください。
楽器が軽くなる位置があると思います。
見つかりましたか?
それが楽器の重心です!

 

その角度があなたの楽器の理想の角度です。
この角度を覚えておきましょう。

 

ただしあまりにもベルが下に向いてしまうとか上に向いてしまう場合は本当に楽器のバランスが悪いので、バランサー等で調整する必要があります。

 

脇を締める

あなたは楽器を構える時、脇を開いてますか?または締めていますか?

 

私は脇を開いて楽器を構えていました。実はこれ間違いなんです。
脇を開くと腕の力だけで楽器を支えることになるので腕が疲れやすくなります。

 

試しに脇を開いた状態で重たいものを持ち上げてみてください。
重さを覚えておいてくださいね。
次に脇を締めた状態で重たいものを持ち上げてみてください。
どうですか?軽く感じたのではないでしょうか?

 

脇を締めると、腕の筋肉だけでなく背中の広背筋も連動するので、軽く感じたのです。
楽器を構える時も同じように脇を締めると、楽になるという原理です。

 

ひじの外側から曲げる

ひじの曲げ方って意識したことありますか?
多くの人は腕の内側が関節だと思って曲げていると思います。
下のイラストで言うと青丸のところですね。
でも違うんです。

 

実はひじの関節は腕の外側(ひじてつ)にあります。
上のイラストの赤丸のところですね。
だから肘の外側を意識して曲げるのが正解なんです。

 

肘の内側の意識だと関節からはずれたポイントを動かすことになるので、非効率的な筋肉の使い方になります。
また肘の外側を意識して曲げると前鋸筋と連動します。

 

楽器を構える時は肘の外側を意識して曲げてくださいね。
前鋸筋が補助してくれるので、楽器を支えるのが楽になりますよ!

 

ひじを意識して手首を内旋させる

手の平を上に向けた状態から、手首を意識して手の平を横に向けて(内旋)ください。
肘から先の力が抜けてしまうのがわかりますか?

 

では同じように手の平を上に向けた状態から、肘の外側を意識して手の平を横に向けてください。
先ほどより肘から先に力が入っているのがわかりますか?

 

手首は細くて筋肉量も多くないので、あまり強い力は発揮できないのですが、手首を意識して内旋させるとさらに力が発揮できません。
下のイラストの青丸のところですね。

上のイラストを見てもらうとわかるのですが、手首を動かす筋肉は肘からつながっています。
赤丸のところから意識して内旋させると強い力を発揮することができます。

 

トロンボーンを構える時は肘(赤丸)から意識して手首を内旋させることで、
手首の負担が減り楽に構えられるようになります。

 

楽器を唇に近づける

力まずに楽器を構えられるようになりましたか?
最後のコツは楽器を唇に近づけるです。

 

体を楽器に近づけるのではなく、楽器を体に近づけます。
なぜなら、最も息が吸いやすい姿勢を崩したくないからです。

 

最も息が吸いやすい姿勢を覚えていますか?
知らないよと言う方、忘れたよという方はこちらを読んでくださいね。

 

息が吸いやすい姿勢を維持した状態で、上の1から4を実践しつつ、肘鉄から楽器を上げて、マウスピースを唇に当ててください。
肘鉄から楽器を上げる感覚は、肩甲骨が肋骨を滑るような感じです。
楽器を上げる時、肩が上がらないように気をつけてくださいね!

これで力まずにトロンボーンを構えて、たっぷりと息が吸えるようになると思います。

 

DON大腰筋の意見

前回も書きましたが、高校からの友人に演奏会の助っ人を頼まれ、8年ぶりにトロンボーンを吹いてみました。
体の使い方を学んだ今の方が、音が鳴っているし、当時より確実にうまくなってると思います。

 

体の構造を理解することで、力まずにトロンボーンを構えることができるようになりました。
力まずに構えることで、たっぷり息も吸えるようになったので、バテにくくなり、音量も大きくなり、音色も良くなりました。

 

ちなみに私のトロンボーンの構え方です↓

 

初心者の方だけでなく、中級者以上で伸び悩んでいる方も構え方を見直してみてはいかがでしょうか?
自分で楽に構えられる位置を探したり、楽に呼吸ができる構え方を探したりすることで新しい発見があると思います。楽器を吹くのがより楽しくなると思いますよ!

 

また体の使い方は他の楽器や普段の生活にも応用できます。
何度も意識することで潜在意識に刷り込まれます。
潜在意識に刷り込まれると意識しなくても、勝手に体がうまく使えるようになると思います。

 

だまされたと思ってぜひ実践してみてください。
実践しなければ何も変わりません。

 

ではオヴァワ〜(さよならさよなら)

コメント

タイトルとURLをコピーしました